◀ 目次
Dealer SimulatorDSルールブック
ROULETTE

ルーレット(ヨーロピアン・シングルゼロ)

0〜36の37ポケット。ディーラーはボールを投入し、締切を宣言し、当選番号をコールして、ハズレの回収と当たりへの配当を行う。

1配当表

ベットカバーする数字置く場所配当
ストレートアップ1つ数字の中央35:1
スプリット隣り合う2つ2つの数字の境の線上17:1
ストリート1列の3つ(0-1-2・0-2-3も)列の外側の端の線上11:1
コーナー(スクエア)4つ4つの数字が接する交点8:1
シックスライン2列の6つ2列の境の、外側の端5:1
ダズン/カラム12個1st12〜3rd12/2:1の枠2:1
赤黒・奇偶・1-18/19-3618個アウトサイドの枠1:1
S=ストレートSp=スプリットC=コーナーSt=ストリート6L=シックスライン

配当は「元金をレイアウトに残したまま、配当分を横に置く」のが基本(客が元金ごと引き上げる)。0が出るとアウトサイド(赤黒・奇偶など)はすべてハズレ。0のときにイーブンマネーを半額返す「ラ・パルタージュ」を採用するカジノもある。

暗算のコツ 35倍=36倍−1回分(36は6×6)/17倍=20倍−3倍/11倍=10倍+1回分/8倍=倍々を3回/5倍=10倍の半分。ピクチャーベット(当選番号の周りの複数ベット)は、チップ枚数×倍率で「ユニット」を数えてから1ユニットの額を掛ける。

2進行の流れ(ディーラー目線)

  1. ベットを募る。
    Place your bets, please.お賭けください
  2. スピン:ウィールの回転と逆方向にボールを投入する。投げたらウィールではなくレイアウトを見る(後賭けの監視)。
  3. 締切:ボールが落ちる数周前に、手のひらを下にしてレイアウトの上を左右に振りながら宣言。
    No more bets.締切です
  4. コール:ボールがポケットで止まったら、番号・色・奇偶を通る声で。0は色も奇偶も言わない。
    17, black, odd.17、黒、奇数
  5. ドリーを当選番号の上に置く(パームアップで上から垂直に)。ドリーがある間は客はチップに触れない。
  6. 回収:ハズレを外側(遠いアウトサイド)→手前のアウトサイド→インサイドの順に。
  7. マッキング:回収したチップを色ごとに20枚の山にまとめる。
  8. 配当:アウトサイド→インサイド。インサイドは奥の席から手前の席へ。
    Winner.お当たりです
  9. クリーンハンド:両手のひらを開いてカメラと客に見せる。
  10. ドリーを外す=次のゲームのベット開始の合図。

3回収と配当の順番

回収も配当も「外側(ディーラーから遠い)→内側(手前)」。手前を先に片付けると、奥へ手を伸ばすたびに処理済みのチップの上を越え、崩した・すり替えたという疑いの元になる。

  • 当選番号に接するスプリット・コーナー・ストリートは当たり。インサイドの回収では当たりに関わるチップに触れないよう、ハズレだけを抜く。
  • 配当は計算が単純なアウトサイドから。インサイドは奥の席から順に、1か所ずつ「どのベットの配当か」が見える位置に置く。
なぜ 手順が毎回同じだと、監視カメラの映像で「何をどの順で処理したか」を後から検証できる。客も自分の番が来る順番がわかり、払い忘れの指摘がしやすい。

4よくあるミス

  • 締切の宣言が遅れて、後賭けを許してしまう。
  • 0を「レッド」「イーブン」などと呼ぶ(0はどちらでもない)。
  • 回収が終わる前に配当を始める。回収の順番が内側から。
  • 当選番号に接するスプリット・コーナーを回収してしまう。
  • 35倍・17倍の暗算ミス。チップを出しながら計算し直す。
  • 配当のあとにクリーンハンドを省く。

5アクシデント・イレギュラー対応

アクシデントの原則:①手を止める ②独断で直さない(拾う・戻す・入れ替えない)③声に出してフロアを呼ぶ。ミスディール・ノースピンのように、ディーラーが宣言するのが標準のものは宣言する。実習の卓でも、ここにあるアクシデントがランダムに起こる(設定「実戦のアクシデント」で頻度を変えられる)。

投入しようとしたボールが床に落ちた
手を止め、拾わずにフロアを呼ぶ。ボールの交換・点検はフロアの立ち会いで。フロア判断
卓の外に出たボールはすり替え・細工の可能性があり、点検するまで使えない。床へ手を伸ばす間は卓が無防備になる。
回収中に当たりのチップの山を崩した
手を止め、フロアに監視カメラの映像で元の位置と枚数を確認してもらう。戻すのは立ち会いのもとで。
当たりの位置と枚数は配当の根拠。記憶や客の申告では証明できない。
配当のチップを床に落とした
声に出して示し、フロアの立ち会いで拾う。カジノで差
卓から外れたチップは誰のものかが曖昧になる。黙って拾うと持ち出しに見える。
ボールがウィールの外へ飛び出した
「ノースピン」を宣言し、ボールを回収して投げ直す。ベットはそのまま。
そのゲームは無効。出目を決め直すことをはっきり告げないと、客がどの番号で精算されるか混乱する。
ボールの周回が足りない/ウィールが止まっていた/ウィールと同じ向きに投げた
「ノースピン」を宣言して投げ直す。
偏った出目(狙い投げの疑い)を防ぐため、規定どおりの投入でないスピンは無効にする。
締切後にチップを置かれた(後賭け)
受け付けず、チップを本人の前へ戻して「締切後です」と伝える。繰り返す客はフロアへ報告。
結果が見えかけてからの後賭けは不正(パストポスティング)の典型。例外を作らない。
ドリーを置いた後に客がチップへ手を伸ばした
手を止めて、精算が終わるまで触らないよう伝える。もめたらフロアを呼ぶ。
精算中にチップを動かされると、当たりへの上乗せ(キャッピング)や付け替えと区別できない。
ベットの持ち主で2人がもめている
自分で判断せず、チップを動かさずにフロアを呼ぶ。フロア判断
監視カメラの映像で確認するのはフロアの仕事。ディーラーが裁くと公平性を疑われる。
当選番号を言い間違えた
気づいた時点ですぐ訂正のコールをし直す。回収・配当に着手していたら手を止めてフロアを呼ぶ。
間違ったコールのまま精算すると取り消しが難しい。訂正は早いほど影響が小さい。

ノースピンの条件(最低周回数など)や報告の手順はカジノの規定に従う。

BACCARAT

バカラ(プント・バンコ)

プレイヤーとバンカー、どちらの手が9に近いかを当てる。3枚目を引くかどうかはルールで決まっていて、客にもディーラーにも選択肢はない。ディーラーの仕事は、決まった手順でカードを扱い、正確にコールし、精算すること。

1点数の数え方

  • A=1点、2〜9=額面どおり、10・J・Q・K=0点。
  • 合計の下1桁だけを見る(7+8=15→5点)。
  • 最初の2枚で8か9はナチュラル。どちらかがナチュラルなら、両者とも3枚目を引かずに勝敗が決まる。

23枚目のルール

プレイヤー(先に判定)

プレイヤーの2枚の合計判定
0〜5引く
6・7スタンド
8・9ナチュラル(両者とも引かない)

バンカー

プレイヤーがスタンドしたとき:プレイヤーと同じく0〜5で引く、6・7でスタンド。
プレイヤーが3枚目を引いたとき:その3枚目の数字で決まる。

バンカーの合計引くのは、プレイヤーの3枚目が…
0・1・2何であっても引く
38以外
42〜7
54〜7
66・7
7何であってもスタンド
覚え方 3は8だけ避ける/4は2〜7/5は4〜7/6は6〜7。引く範囲が下から1つずつ狭まっていく。

3配当とハウスルール

ベット配当補足
プレイヤー1:1タイのときはプッシュ(返却)
バンカー1:1方式により異なる(下表)。タイのときはプッシュ
タイ8:19:1のカジノもある
プレイヤーペア/バンカーペア11:1最初の2枚が同じランク。スートまで同じなら25:1(パーフェクトペア)の卓もある
ドラゴンボーナス最大30:1勝った側の点差9=30:1、8=10:1、7=6:1、6=4:1、5=2:1、4=1:1。ナチュラル勝ちは1:1、ナチュラル同士のタイはプッシュ

バンカー勝ちの扱い(ハウスルール)

方式バンカー勝ち
5%コミッション1:1で払い、ベット額の5%を別に徴収
4%コミッション率が4%になるだけで手順は同じ
ノーコミッション徴収なし。バンカーが6で勝ったときだけ半額(1:2)
EZバカラ徴収なし。バンカーが3枚で7の勝ち(ドラゴン7)はプッシュ

コミッションの端数処理($1単位の切り上げ・25セント単位など)はカジノにより異なる。このアプリは$1単位に切り上げる。

4進行の流れ(ディーラー目線)

  1. ベットを募り、締切を宣言。
    No more bets.締切です
  2. 配る:シューから プレイヤー→バンカー→プレイヤー→バンカー の順に裏向きで。
    Card for the Player. / Card for the Banker.
  3. 絞り(スクイーズ):そのサイドに最も多く賭けた客に開けてもらう(プレイヤー側が先)。卓によってはディーラーが開く。
    Player card. Squeeze, please.
  4. 点数をコール。
    Player 5, Banker 3.
  5. ナチュラル確認→なければプレイヤー→バンカーの順に3枚目を判定。3枚目は表向きで配る。
    Player draws. / Banker stands.
  6. 勝敗をコール:勝った側・高い点・負けた点の順。
    Banker wins, 7 over 5.バンカーの勝ち、7対5
  7. 回収:外周(プレイヤー/バンカー枠)→内側(タイ・ペア・ドラゴン)。プッシュのチップには触らない。
  8. 配当:外周→内側、各リングは1番席から順に。
  9. コミッション徴収(コミッション方式の卓)。配当と相殺せず、払い終えてから。
    Commission, please.
  10. クリーンハンド→カードをまとめてディスカードへ(並びを戻さない)。

5よくあるミス

  • ナチュラルなのに3枚目を配る(点数をコールしたら、真っ先にナチュラルを確認)。
  • バンカーを先に判定する(必ずプレイヤーが先)。
  • 合計が二桁のまま呼ぶ(下1桁にし忘れ)。
  • タイのとき、プッシュのプレイヤー/バンカーのチップを回収してしまう。
  • ノーコミッション卓でバンカー6の勝ちを1:1で払う。EZ卓でドラゴン7を払う。
  • コミッションを配当と相殺して払う。

6アクシデント・イレギュラー対応

アクシデントの原則:①手を止める ②独断で直さない(拾う・戻す・入れ替えない)③声に出してフロアを呼ぶ。ミスディール・ノースピンのように、ディーラーが宣言するのが標準のものは宣言する。実習の卓でも、ここにあるアクシデントがランダムに起こる(設定「実戦のアクシデント」で頻度を変えられる)。

シューから札が2枚重なって出た
手を止めてフロアを呼ぶ。どちらを使うかをディーラーが選ばない。カジノで差
出てきた順番が配りの根拠。選ぶと出目を選んだことになる。
カットカード(黄色いカード)が出た
そのゲームは最後まで行い、規定に従ってシャッフルへ。「次が最後のゲーム」と告知する卓が多い。カジノで差
ゲームの途中で止めると、配った札の扱いでもめる。いつシャッフルするかを客に先に知らせる。
配っている途中でカードが表向きになった(露出)
手を止め、独断で札を入れ替えたり捨てたりせず、フロアを呼んで規定どおりに処理する。フロア判断
どの札が誰の手かが変わる処理は、勝敗そのものに関わる。ディーラーが決めると不公平の疑いが残る。
絞りの最中に客がカードを曲げた・破った
扱いを丁寧に注意し、フロアへ報告。汚損したカードの扱い(交換・そのゲームの扱い)は規定に従う。
傷や折り目は札の目印(マーキング)になり得る。見過ごすと、次のシューで不正に使われる。
カードが床に落ちた
自分で拾わず、フロアに知らせて回収してもらう。規定により、その札を使うか捨てるかが決まる。
ディーラーが卓から目と手を離すと、その間に卓上のチップやカードを守れない。
不要な3枚目を配ってしまった(引かない手に配った)
手を止めてフロアを呼ぶ。札の扱いは規定に従う。
3枚目のルールは勝敗に直結する。誤りを自分で戻すと、どの札が本来の札か検証できなくなる。
勝敗のコールを間違えた
回収・配当の前なら、すぐに訂正のコールをし直す。着手後ならフロアを呼ぶ。
チップを動かした後の訂正は、どのチップが誰のものかの争いになる。
BLACKJACK

ブラックジャック

客はディーラーより21に近い手を目指し、21を超えたらバスト(負け)。ディーラーの引き方は決まっていて選択肢はない。ディーラーは配り、合図を読み取り、規定どおりに引き、精算する。

1点数とディーラーの引き方

  • 2〜10=額面、J・Q・K=10、A=1か11(21を超えない方)。
  • Aを11と数えている手はソフト(例:A+6=ソフト17)。それ以外はハード。
  • 最初の2枚でA+10点札=ブラックジャック(スプリット後の21は含まない)。
  • ディーラーは16以下は必ず引き、17以上でスタンド。ソフト17の扱いは卓の表示に従う:S17(スタンド)/H17(ヒット)。

2配当

結果配当補足
通常の勝ち1:1ダブルダウンは増やしたベットに対して
ブラックジャック3:2元金+その半分。6:5の卓もあるので表示を確認
インシュアランス2:1ディーラーのアップカードがAのとき。元のベットの半分まで
イーブンマネー1:1BJの客がディーラーのAに対して選ぶ。その場で1:1を払って終了
サレンダー½返却ベットの半分を回収、半分を返す
同点プッシュベットはそのまま

3客の選択と合図(ハンドシグナル)

選択合図
ヒット指でテーブルを軽く叩く
スタンド手のひらを下に向けて横に振る
ダブルダウンベットと同額を横に置き、指を1本立てる(カードは1枚だけ、横向き)
スプリットベットと同額を横に置き、指を2本立てる
サレンダー宣言し、ベットの後ろを指で横になぞる
なぜ手の合図か 監視カメラには音声が残らない。合図が映像に残っていれば、「ヒットとは言っていない」という争いを映像で解決できる。口頭だけの客には合図をお願いする。

4進行の流れ(ディーラー目線)

  1. ベットを募り、締切。
    No more bets.
  2. 新しいシューの最初はバーン(1枚捨てる)。
  3. 配る:ディーラーから見て左端(ファーストベース)から時計回りに1枚ずつ→ディーラーのアップカード→2周目→ホールカード(裏)。
  4. アップカードがAならインシュアランスを募る(BJの客にはイーブンマネー)。Aか10点札ならピークしてBJを確認。
    Insurance is open.
  5. 客のアクション:ファーストベースから。合図を読み、21を超えたらその場で回収。
  6. ディーラーの手番:ホールカードを開け、規定どおりに引く。
    Dealer has 16, taking a card.
  7. 精算:サードベース(右端)から順に、回収・配当・プッシュ。
  8. クリーンハンド→カードを片付ける。

5よくあるミス

  • H17/S17を取り違え、ソフト17で引く・引かない。
  • ダブルダウンに2枚以上配る。スプリットしたAに2枚以上配る。
  • 3:2の暗算ミス($35なら$52.50)。
  • バストした手をディーラーの手番まで残す(その場で回収)。
  • 合図を待たずに口頭だけでカードを出す。

6アクシデント・イレギュラー対応

アクシデントの原則:①手を止める ②独断で直さない(拾う・戻す・入れ替えない)③声に出してフロアを呼ぶ。ミスディール・ノースピンのように、ディーラーが宣言するのが標準のものは宣言する。実習の卓でも、ここにあるアクシデントがランダムに起こる(設定「実戦のアクシデント」で頻度を変えられる)。

客に配る札が床に落ちた
拾わずにフロアを呼ぶ。落ちた札は焼き札にし、同じ席へ次の札を配るのが一般的。カジノで差
床の札は誰かが触れた可能性がある。席を飛ばすと以降の札が全部ずれる。
客が飲み物をテーブルにこぼした
手を止め、カードとチップを動かさずにフロアを呼ぶ。
慌てて動かすとゲームの状態が分からなくなる。続けるか無効にするかはフロアが決める。
客が口頭で「ヒット」とだけ言った
カードを出す前に、手の合図をお願いする。
映像に残らない意思表示は、後で争いになったときに検証できない。
ホールカードが見えてしまった
手を止めてフロアを呼ぶ。そのラウンドの扱いは規定に従う。フロア判断
客の判断に影響する情報が出たため、ディーラーが勝手に続けると公平性を欠く。
配る順番を飛ばした/1席に2枚出た
そのまま続けず、手を止めてフロアを呼ぶ。
札を戻したり付け替えたりすると、以降の札の並びが変わる。誰にどの札が行くべきだったかを映像で確認する。
カットカードが出た
そのラウンドは最後まで配り、終わったらシャッフルする。
ラウンドの途中でシャッフルすると、配るはずの札の並びが変わってしまう。
スタンドの合図なのに、もう1枚出してしまった
札を自分で戻さず、手を止めてフロアを呼ぶ。
その札の扱い(次の席へ回す・捨てる)で以降の全員の手が変わる。規定と映像で判断する。
ラウンド中に客がベットに触れた・足した
変更は認めないと伝え、元に戻してもらう。悪質ならフロアへ。
カードを見てからのベット変更は不正の典型。勝ったあとの上乗せ(キャッピング)にも注意。
POKER

ポーカー(テキサス・ホールデム/オマハ)

カジノは勝負に加わらず、ディーラーは進行役になる。ボタンとブラインド、配り、アクションの順番、ベット額の判定、ポットとサイドポット、レーキ、ショーダウンでの勝者判定と払い出しまでを正確に回す。

1役の強さ(強い順)

  1. ストレートフラッシュ(A-K-Q-J-10はロイヤルフラッシュ)
  2. フォーカード
  3. フルハウス
  4. フラッシュ
  5. ストレート(A-2-3-4-5は最弱の5ハイ)
  6. スリーカード
  7. ツーペア
  8. ワンペア
  9. ハイカード

同じ役なら主になる数字→残りの札(キッカー)の順で比べる。5枚がまったく同じなら引き分けで、ポットを分ける(チョップ)。スートに強弱はない。

ホールデムとオマハの違い ホールデムはホール2枚+ボード5枚の7枚から最強の5枚。オマハはホール4枚のうち必ず2枚+ボードから必ず3枚。オマハではボードにフラッシュが4枚出ていても、ホールに同じスートが2枚なければフラッシュにならない。

2ボタン・ブラインド・アクションの順番

  • ボタンは毎ゲーム、時計回りに1つ進む。ボタンの左隣がスモールブラインド(SB)、その左がビッグブラインド(BB)。
  • 配りはSBから時計回りに1枚ずつ(ホールデム2周・オマハ4周)。
  • アクション:プリフロップはBBの左隣(UTG)から。フロップ以降はボタンの左から、残っている最初の席。
  • 各ボードの前に1枚バーン。フロップは3枚同時、ターン・リバーは1枚ずつ。

3ベットのルール(ノーリミット)

  • コール額=最高額−その席がすでに出した額(ブラインドも含む)。
  • 最小レイズ=現在の最高額+直前の増分(最初のベットならBB)。
  • 持ち点が足りないオールインは有効。ただしフルレイズに満たないオールインは、すでに行動した人のアクションを再開しない。
  • 口頭の宣言は拘束力がある。宣言せずに複数回に分けてチップを出すのは不可(ストリングベット)。
  • ベットに直面して、宣言なしに大きいチップを1枚だけ出したらコール扱い。

4ポット・レーキ・払い出し

  • ストリートの終わりに、コールされなかった分を本人へ返してからベットを集める。
  • サイドポット:一番少ないオールイン額までを全員から切り取ってメインポット。残りの上の層がサイドポット。オールインした人は自分の層より上には参加できない。
  • レーキはポットの一定率(上限あり)。フロップを開かずに終わったゲームは取らない卓が多い。
  • ショーダウン:最後にベット/レイズした人から見せる。いなければボタンの左から。勝敗はカードで判定する(カード・スピーク)。
  • チョップの端数:割り切れない$1は、ボタンの左から時計回りで先に来る勝者へ。
  • 払い出しはメイン→サイドの順。

5進行の流れ(ディーラー目線)

  1. ボタンを動かし、SB・BBを出してもらう。
  2. シャッフル→カット。
  3. SBから時計回りに配る。
  4. プリフロップ:UTGからアクションを促す。
    Action on seat 4.
  5. ベットを集めてポット額をコール。
    Pot is 120.
  6. バーン→フロップ(3枚)→ベッティング→バーン→ターン→バーン→リバー。
  7. ショーダウン:見せる順を指し、勝者をコール。
    Seat 2 wins with a flush.
  8. レーキを徴収し、ポットを払い出す。クリーンハンド→カードを集める。

6アクシデント・イレギュラー対応

アクシデントの原則:①手を止める ②独断で直さない(拾う・戻す・入れ替えない)③声に出してフロアを呼ぶ。ミスディール・ノースピンのように、ディーラーが宣言するのが標準のものは宣言する。実習の卓でも、ここにあるアクシデントがランダムに起こる(設定「実戦のアクシデント」で頻度を変えられる)。

ここに挙げるのは、ポーカーの標準ルール(TDA・Robert's Rules of Poker)で一般的な扱い。カードルームの規定が優先する。

配りで1枚目か2枚目が表になった
ミスディール。カードを集めて配り直す。
最初の札が見えると、その後の配りの並びを読まれる可能性がある。
配りで2枚以上が表になった
ミスディール。配り直す。
複数の札の情報が出たゲームは公平に続けられない。
配りの途中でそれ以外の1枚が表になった
配り終えてから、デッキの一番上の札と交換する。表になった札は全員に見せてから、次のバーンカードに使う。
1枚だけなら、その札をゲームから外せば公平を保てる。配り直すより影響が小さい。
ベッティングが終わる前にフロップを開いた
フロップの札をデッキに戻してシャッフル(バーンカードは卓に残す)→カット→バーンせずに新しいフロップ。
まだ行動していない人に札の情報を与えてしまったため、そのフロップは使えない。
配っている札が床に落ちて表になった
露出した札として扱う(配り始めの1〜2枚目ならミスディール、それ以外は配り終えてから一番上の札と交換)。
床で見えた札は、卓上で表になった札と同じ扱い。
デッキの中に表向きの札(ボックスカード)があった
その札は使わずに脇へ置き、次の札を配る。フロアに報告。
表向きで混ざっていた札は、紙切れ(スクラップ)と同じ扱いで使わないのが標準。
ベッティングが終わる前にターンを開いた
その札は脇に除け、ベッティングを終えてから、バーンして次の札をターンにする。リバーの前に除けた札をデッキに戻してシャッフル・カットし、バーンせずにリバーを出す。
見えてしまった札が、そのままボードに使われないようにする。
宣言なしに何回かに分けてチップを出した(ストリングベット)
レイズとして認めず、最初の動作の額(多くはコール)として扱う。
相手の反応を見てから額を足す行為を防ぐ。
順番の来ていない客がアクションした(アウトオブターン)
手を止め、本来の席にアクションを戻す。その席までの状況が変わらなければ、先走った宣言は有効(拘束)になるのが一般的。
先に動いた情報で有利・不利が生まれる。どこまで拘束するかの最終判断はフロア。
客が自分の役を言い間違えた
カードを読んで判定する(カード・スピーク)。客の言い間違いで勝敗を変えない。
ショーダウンの勝敗は、宣言ではなく開いたカードで決まる。
CHIPS

チップの扱いとカウント

チップは現金と同じ。正確に・速く・カメラと客に見える形で扱う。このアプリの配色と、どのゲームでも共通の基本。

1色と額面(このアプリの配色)

色1枚5枚20枚(1山)
白$1$5$20
赤$5$25$100
青(BJ)$10$50$200
緑$25$125$500
橙(BJ)$50$250$1,000
黒$100$500$2,000
紫$500$2,500$10,000
金(バカラ)$1,000$5,000$20,000

実際の色はカジノにより異なる。ルーレットでは客ごとに色の違う「カラーチップ」を使い、退席時に現金チップへ戻す。

2数え方(スタック読み)

  • 5枚1組:同じ額面は5枚ずつ区切って数える。7枚は「5+2」。
  • 高さで読む(サイジング):5枚・20枚の高さを目に焼き付け、隣の山と高さを比べて枚数を出す。1枚ずつ数えるのは最後の確認だけ。
  • 換算で読む:赤4枚=$20、緑4枚=$100、黒5枚=$500。同じ色が並んだら1つ上の額面に替えて考える。
  • 色の境目で区切る:色が混ざった山は境目ごとに分けて読む。ベットは高額チップを下に積むのが基本。
  • 額面ごとに足す:黒の山同士、緑の山同士を先にまとめてから合計する。

3出し方(ペイアウト)

  1. 手を出す前に、金額を「額面×枚数」に分解する($475=黒4+緑3)。
  2. 高額の額面から取る(枚数が減り、数え間違いも減る)。
  3. 出したら横に広げて(スプレッド)、枚数がカメラと客に見えるようにする。
  4. 1:1は元金と同じ並び・同じ高さを横に作る(ミラー)。高さが揃えば検算になる。
  5. 額面ごとに「黒4、緑3」と照合し、最後に合計を言う。
練習の順序 ①正確さ→②最少枚数→③速さ。ミスしたら「枚数の数え間違い」か「金額の暗算ミス」かを切り分ける。差がチップ1枚ぶんなら数え間違い、大きくずれていれば暗算ミス。

4両替(バイイン)と所作

  1. 客が出した現金を卓の上で広げ、カメラに額が見えるようにする。
  2. 額をコールする(高額はフロアの確認を受ける)。
    Change, five hundred.500ドルの両替です
  3. 同額のチップを出し、客の前で広げて見せてから渡す。
  4. 現金はパドル(押し込み板)でドロップボックスへ入れる。
  • チップや現金は、手のひらで隠す持ち方をしない。手を卓から離すたびにクリーンハンド。
  • 客から直接手渡しで受け取らない。卓の上に置いてもらう。

両替の手順やコールの言い方はカジノにより異なる。

GLOSSARY

用語集

現場で使う呼び方。英語のコールと一緒に覚える。

ノー・モア・ベットNo more bets
締切の宣言。以降のベットは無効。
ドリーDolly / Marker
ルーレットで当選番号の上に置くマーカー。置いている間は客がチップに触れない。
ノースピンNo spin
ルーレットで無効なスピン。ボールの飛び出し・周回不足などで宣言し、投げ直す。
マッキングMucking
回収したチップを色ごとに20枚の山へ整理すること。ポーカーでは捨て札の山(マック)を指す。
クリーンハンドClean hands
両手のひらを開いて、何も持っていないことをカメラと客に示す所作。
ピクチャーベットPicture bet
当選番号の周りに張られたストレート・スプリット・コーナーなどの組み合わせ。ユニットで数える。
パストポスティングPast posting
結果が出てからの後賭け。典型的な不正。
キャッピングCapping
勝ったあとにベットへチップを上乗せする不正。
シューShoe
複数デッキを入れたカードの箱。バカラは8デッキ、BJは6デッキなど。
カットカードCut card
シューの終わりの目印になる色付きのカード。出たらシャッフルの準備。
バーンBurn
使わずに1枚捨てること。ポーカーは各ボードの前、BJはシューの最初など。
スクイーズSqueeze
バカラで客がカードを少しずつめくって開けること。
ナチュラルNatural
バカラで最初の2枚の合計が8か9。両者とも3枚目を引かない。
コミッションCommission
バカラのバンカー勝ちから徴収する手数料(5%など)。
ピークPeek
BJでアップカードがAか10点札のとき、ホールカードを確認してBJの有無を見ること。
インシュアランス/イーブンマネーInsurance / Even money
ディーラーのAに対する保険(2:1)。BJの客は1:1で即精算するイーブンマネーを選べる。
ファーストベース/サードベースFirst base / Third base
BJで最初に配る席(ディーラーから見て左端)/最後の席(右端)。
プッシュPush
引き分け。ベットは返却(据え置き)。
ボタン/ブラインドButton / Blinds
ポーカーでディーラー役の目印と、強制ベット(SB・BB)。
UTGUnder the gun
BBの左隣。プリフロップで最初にアクションする席。
ミスディールMisdeal
配りの誤りでゲームを無効にし、配り直すこと。
カード・スピークCards speak
ショーダウンの勝敗は宣言ではなくカードで決まるという原則。
レーキRake
ポーカーでハウスがポットから取る手数料。
チョップChop
同点でポットを分けること。端数はボタンの左から先の勝者へ。
スプレッドSpread
チップや現金を横に広げて、枚数・額をカメラと客に見せること。
カラーアップColor up
小額チップを高額チップにまとめること。
フロア/ピットFloor / Pit
卓を監督する責任者。判断が要る場面はディーラーが独断せずフロアを呼ぶ。

このルールブックは訓練用の一般的な手順をまとめたもの。配当・端数処理・イレギュラーの扱いはカジノやスクールの規定で異なり、所属先の規定が常に優先する。